2021年12月27日 09:03

中央酪農会議は、牛乳の消費が減少する年末年始期間に、牛乳を積極的に飲んでもらうため、12月25日、ミルクボーイさんを起用したスペシャルWEB動画「ミルクボーイ・牛乳を、飲んで応援してください」篇をYouTubeにて公開した。

生乳の生産量については、6年ほど前のバター不足などを受けて、増産に取り組んできた効果がここ数年表れているほか、今年は夏場の気温が低く牛の乳が出やすかったこともあり、増加傾向にある。一方でコロナ禍において、特に、業務用の牛乳や乳製品の需要が落ち込んでおり、保存性の高い脱脂粉乳やバターの在庫の量は過去最高の水準まで増えている。また、年末年始には、多量の生乳が工場で処理しきれない可能性が懸念されている。業界では、処理しきれない生乳が発生する事態を避けるため、乳業に対しては、処理工場の最大限のフル操業、酪農家に対しては年末年始の一時的な生乳の出荷抑制の協力を求めているほか、牛乳・乳製品の消費拡大活動や業界内における自主的な消費促進運動など、一丸となって対応を行っている。

その一環として、中央酪農会議においては、牛乳となじみの深いお笑い芸人「ミルクボーイ」さんを活用した広告活動を通じて、人々に危機的な状況を知ってもらい消費の協力を促す。本動画では、農作業服を着用したミルクボーイさんが登場。「オカンが言うには、消費が減って困ってるらしいねん。」「ほな、牛乳飲まなあかんな。」とミルクボーイさんの漫才に登場するお馴染みのフレーズを披露する。牛乳の消費を呼びかける2人のやりとりに注目だ。

WEB動画(30秒 / 長尺