ナビタイムジャパンの交通コンサルティング事業は、新型コロナウイルス感染拡大前から現在におけるキャンプ場検索数の変化を分析し、発表した。今回は2019年1月~2021年11月までの期間を対象に、緊急事態宣言発令期間やその前後、ゴールデンウィーク等におけるキャンプ場検索の変化を分析した。
まず、経路検索条件データを元に、2019年1月~2021年11月までにおけるキャンプ場検索数の増減を集計。お盆を含む夏期の検索数を各年で比較すると、2019年及び2020年の検索数は2019年6月に比べ約2倍の検索数が見られる。2021年は一定数検索されているが、4回目の緊急事態宣言下だったこともあり、2019年や2020年と比較すると減少。
一方ゴールデンウィークの検索数を各年で比較すると、2019年の検索数は2019年6月に比べ約1.5倍の検索がある。2020年のゴールデンウィークは1回目の緊急事態宣言発令中ということもあり2019年6月に比べおよそ半減。2021年のゴールデンウィークは3回目の緊急事態宣言下だったが、2020年の同期間と比較すると微増であることがわかり、コロナ禍で混雑を避けた屋外のスポットであるキャンプ場の人気が伺える。
またキャンプ場検索数の変化としては、首都圏からアクセスしやすい都道府県が上位に。最も検索されたのは静岡県「ふもとっぱら」キャンプ場だった。さらに2020年には、京都府の「笠置キャンプ場」、2021年には滋賀県の「休暇村近江八幡キャンプ場」など、2019年には見られなかった関東や東海甲信地方以外のキャンプ場もランクインした。