2021年12月14日 15:00

ルーフィとDiezonは、地域の店舗を1つのサイトに集積したネットスーパーのECモール「御用聞きモール『マルクト』」を展開。この度、複数の加盟店の出店による店舗横断購入が可能になり、ネットスーパーの「モールプラットフォーム」サービスの提供を開始した。

これまでのネットスーパーは個別の小売企業が展開してきたため、1つの企業の店舗でしかネット注文できなかった。しかしマルクトでは、地域の複数の小売店舗に加盟してもらうことで「モール」を形成し、地域の店の商品を横断的に一括注文(一括決済)・一括配送することが可能に。利用者には複数の店で横断的に買い物ができ、共通ポイントがたまるというメリットを、加盟店には初期費用を抑え、品揃えも配送料の負担も出店者同士でシェアしていくというサービスを提供する。

ネットスーパーの展開にはシステムや配送網の整備/維持にかかるコストのほか、運営ノウハウ・品揃えなどの課題もあり、単独では事業展開や運営継続が困難な事業者も多い。マルクトはその様な課題を解消することで、アフターコロナにおける地域社会の活性に貢献。今後は1号エリア内での加盟店の拡大、そして都心部を中心にエリア拡大を計画している。

ルーフィは15年間のネットスーパーの配送や店内オペレーションのノウハウを、Diezonはプラットフォームシステムやマーケティング・プロモーションのノウハウを有している。この2社の強みを生かすことで、マルクトを共同で開発・運営・発展することを目的に、両社は業務提携を締結している。