2021年12月06日 09:46

岡山大学は、12月1日、鹿田キャンパスの鹿田会館内にオープンイノベーションラボが竣工、「BIZENプロジェクト」が本格稼働した。

「BIZENプロジェクト」は、岡山大学が2020年度に採択された内閣府の「国立大学イノベーション創出環境強化事業」の柱の1つである「大学病院の持つ新たな価値としての診療外事業としての収益確保強化」によるもの。岡山大学病院を中心とした医療系における「オープンイノベーションラボの設置と研究開発支援」として、産学共創活動からイノベーション創出を連続的に生み出すイノベーションエコシステムを加速させることを目的としている。また、同学自身がこれまで気がつかなかった大学の価値を収益に転換する取組の1つとなる。

BIZENラボは、医学部正門に隣接する鹿田会館内にWet-Labo3部屋、Office-Labo6部屋、会議室及びFree-Spaceを整備し、産学共創と異分野融合によるイノベーション創出を図ることを目的とし、「企業等における医療現場を研究フィールドとして、次世代医療技術の創出等を目指す産学共創活動」、「企業等と大学が共同して行われるプロジェクト的研究活動」、「大型外部資金獲得における研究活動」などの場として活用する。

BIZENプログラムエキスパートがコーディネートする「BIZENプログラム」では、参加企業研究者に、実際の臨床現場でのニーズ探索や、岡山大学病院が持つ様々なシーズ開発機能を利用してもらい、企業での研究開発に活かせるよう教育や実務支援を行う。

「BIZEN-プロジェクト」ホームページ