2021年11月18日 16:05

6つの企業、2つの大学で構成される産学連携海洋ごみ削減プロジェクト「Debris Watchers」の定点観測チームは、アプリケーション「UMIMIRU(ウミミル)」をリリース。また、海に関する社会課題やその解決のための具体的な取り組みを幅広く社会へ伝えるウェブメディア「OR(オーシャンズ・リサーチ)」をリリースした。

この取り組みは、日本財団、日本先端科学技術教育人材研究開発機構 (JASTO)、リバネスが共同実施する「プロジェクト・イッカク」の一環で実施するもの。

UMIMIRUは、定点観測装置を用いて、浜辺の海洋ゴミの状況を見守るウェブアプリで、毎日、浜辺の状況を観測することができる。そのため、ビーチクリーンの活動時期を見極めたり、地元の住人や旅行者など、より多くの人々に海への関心を持ってもらうためのツールとして活用できる。今後、海洋ゴミの漂着が多いエリアにある、全国の自治体やホテルなどに、定点観測装置を設置。海に関心を持ってもらうことを通して、啓蒙やSDGsへの取り組みを発信するツールとして提供していく。

また、ORでは海に関する問題や市民が実施できる解決方法についての情報を発信する。目的は、ORを通じて人々の海への意識や関心を高めることで、小さなアクションや大きな活動に繋げていくこと。さらに、海を介して人と経済をつなぐサポートプログラムを企業・行政向けに提供する。