2021年11月17日 15:24

アステップは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みとして、プラスチックの代替品素材の製品となる「竹製の歯ブラシ/Bambooo Toothbrush」を開発。11月17日より販売を開始する。
2022年4月のXデーとは、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の施行日。この日より、プラスチックごみの年間排出量が5トンを上回る企業に対してプラスチックごみの削減が義務化される。ホテルや宿泊施設などで排出されるアメニティは、殆どがワンユースのプラスチック品。ホテル側の選択としては、この削減対策として、アメニティの供給の削減や、アメニティ自体をプラスチック以外の代替素材に置き換えるなどの必要性が出てくる。
中でも歯ブラシはホテルのプラスチックごみの75%を占めており、歯ブラシごみ問題はホテル業界にとって大きな問題と言える。本製品は、本体部分の竹素材は周囲50cm以上にもなる孟宗竹が強度として最適な4年目に収穫したものを使用。ブラシ部分も植物性に近づけるべく、ナイロン610を採用し、多くの竹歯ブラシで唯一ナイロン部分として残されていたブラシ部分の植物化を高めた。
この製品は2021年8月にクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売を実施。プラスチックフリーの生活を望むユーザーより「一般でも買えるようにしてほしい」との要望を受け、一般販売のチャネルとして自社ECサイトとAmazon(予定)にて販売。また、ホテル等の宿泊業者に対しては1ケース800本(単価@40円)からの販売も用意されている。