2021年11月15日 09:32

Nature Architectsは、防振設計に特化したソリューション「DFM PULSE」を開発した。

同社は、メタマテリアルを活用することで、従来のモノづくりとは根本的にことなる製品設計が可能になる設計アルゴリズム「DFM」を開発している。従来の防振技術ではバネやゴムなどの部材を付加することで振動を抑制していた。一方、防振設計ソリューション「DFM PULSE」は木材・金属・ガラス・樹脂など様々な材料に適切な形状を設計・加工し埋め込むことで、バネやゴムを用いることなく振動を抑制することができる。そのため、モーター・スピーカー・モビリティ・電子基盤など様々な部材やプロダクトに対して、組立て工程を増やすことなくシームレスに防振機能を埋め込むことが可能だ。

「DFM PULSE」の特徴・利点は、「木材・金属・ガラス・樹脂など様々な材料で防振機能を生み出すことができる」、「組立てや異素材の複合を必要とせず筐体にシームレスに防振機能を埋め込むことができる」、「少ないスペースでプロダクトに防振機能を埋め込むことができる」の3つ。また、「DFM PULSE」を支える要素技術としては、「振動源、プロダクトに使用される材料、構造を埋め込む空間、製造制約などの情報から最適な構造を設計するソフトウェア技術」、「意図しない振動(サージング)を発生させない構造データベース」、「従来では防振が困難な超低周波数・低マウント荷重の振動を抑制する構造データベース」の3つが挙げられる。

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