2021年11月12日 15:00

日本交通が、東京都内で妊婦さん向けに展開している「陣痛タクシー」は、このたび累計配車件数が10万件を超えたことを明らかにした。

「陣痛タクシー」とは、陣痛時に最優先でタクシーを手配し、乗客を病院まで送るサービス。迎えに来る場所・かかりつけ病院・出産予定日などを事前に登録することで、簡単にタクシーを手配できる。日本交通では、乗務員は全員が、助産師監修「妊産婦搬送時の注意事項と対応」講習会を受講して、妊婦さんに寄り添ったサービスの提供に努めている。

日本交通では、2012年5月13日・母の日より、都内初のサービスとして運行を開始。11月9日運行分をもって累計配車件数が10万20件となり、サービス開始から約9年半で10万件を突破。サービス登録者数も、2021年10月末現在で累計29万4454人となっている。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言期間中も、一般のタクシーの利用が減少する中で、「陣痛タクシー」は配車数が減少することはなかったという。コロナ禍においてもコンスタントに毎月約1000件の配車があり、これは妊婦さんの5人に1人が乗車している計算。ドアtoドアで安全・安心に移動できるサービスとして、妊婦さんから広く認知されている。

日本交通は「陣痛タクシー」のほか、子ども向けの送迎サービス「キッズタクシー」など、移動サービスを通じてこれからも妊婦さんや子育て世代をサポートしていく。