2021年11月12日 09:33

オイシックス・ラ・大地は、サステナブルな事業活動を推進しフードロス削減を目的とした「フードレスキューセンター」を2022年春、神奈川県海老名市に新設する。

同社は2020年11月に発表したグリーンシフト戦略の中のひとつ、フードロスの削減に取り組んでいる。2022年3月に移転完了予定のORD海老名ステーションに生鮮食品を加工する設備を新設し、フードロス削減に特化した「フードレスキューセンター」へ刷新する。食材の食感・保存のコントロール技術を用い、産地や流通過程で生まれていたフードロス削減の他、アップサイクル加工などが実現でき、より一層のフードロスの削減が可能となる。「フードレスキューセンター」は2022年4月に本稼働予定で、2025年には年間1000トンのフードロス削減達成を目指す。

「フードレスキューセンター」で実現できることは、「青果のミールキット原料・加工品への活用」(規格に準じた青果の他、ふぞろい食材の加工も柔軟に対応でき、青果の積極的な仕入れが可能になる。豊作時の食材もスムーズにカットや加工原料にできる)、「アップサイクル商品への転換」(食感・保存コントロール技術により、非可食だった食材の部位の加工が可能になる。アップサイクル商品「Upcycle by Oisix」に使用できる食材が拡大する。食べられていなかった食材に新たに価値をつける商品の開発を加速できる)、「品質保持期限の延長」(独自の包装技術と温度帯管理により食材の保存期間を伸ばすことが可能になりロス量が減る)。

オイシックス・ラ・大地