2021年11月11日 14:13

凸版印刷は、NeU(ニュー)と共同で、認知脳科学などの科学的見地に基づき、顧客に最適なデザインの開発を行うサービス「ニューロデザイン」評価サービスの販売を開始した。

2020年より、凸版印刷とNeUは、顧客向けのクリエイティブに対する、実際の脳活動の見える化技術「fNIRS」やアイトラッキングをはじめとした人間の生体信号反応を計測し、どういうデザインが「興味をひきやすいか」「好ましいか」などを認知脳科学の視点から共同研究するプロジェクトを進めてきた。

「ニューロデザイン」評価サービスは、クリエイティブを見たときの各種生体信号を計測し、定量的なスコアとして評価することで、従来の調査手法である主観アンケートだけでは見えなかった潜在的な情報を得ることが可能な調査手法だ。現在、「ニューロデザイン」は、目的に応じた評価指標として、「興味」「記憶」「注目」「好ましさ」「読みやすさ」などのスコア化を可能としており、今後も研究開発を継続し、指標を拡大する予定。また、「好ましさ」「読みやすさ」の指標については、同プロジェクトで取得した6000以上の生体信号データからの機械学習により、クリエイティブ評価AI指標として新たに開発・実用化したものとなる。

なお「ニューロデザイン」評価サービスは、11月12日に開催のオンラインセミナー「NeU Brain Forum 2021 Neuro-marketing Day」(主催:NeU、参加費無料)および、今後凸版印刷が主催するウェビナーなどで紹介予定だ。

「ニューロデザイン」について