2021年11月09日 15:00

TeaRoomは、クラフト温泉(R)の製造・販売を手掛けるLe Furo(ルフロ)と業務連携し、ルフロ開発の温泉液肥を用いた生産実証実験を開始。環境に配慮した循環型農業の実現を目指す。
クラフト温泉(R)とは、天然温泉に温泉鉱石を「ドリップ」することで、天然温泉の成分濃度を増強する特許技術で、いわゆる「温泉のエスプレッソ」を指す。 源泉はクラフト温泉工房に運ばれ、職人の手でクラフト温泉へと磨かれていく。その特徴は、天然温泉比で最大約1万倍という超高濃度を実現し、各地の源泉の特徴のあらゆる要素を含むスペシャリティな「ブレンド温泉」であること。
温泉成分を体内で作用させることで起こる細胞の変化を随時開示していくのと同時に、医療、農業、ヘルスケアなどの分野での幅広い活用を提案。また農水省より肥料認可を取得し、使用後のクラフト温泉を回収した液肥の提供を進めている。
生産実証実験では、TeaRoom及びTHE CRAFT FARMが管理する茶畑の一部にて、元々使用していた化成肥料からルフロ温泉液肥へと変更し、日本茶の経過観測を行っている。多年樹である日本茶は即時の変化が観測しづらいため、毎年肥料の投入を続け、日本茶の生育比較・収穫量・食味値の比較調査を行う。
今回の協業は日本が誇る天然資源を使った、ミネラル分の豊富な液体肥料。ルフロとともに、日本に眠るクラフトの知恵を使った取り組みを推進する。