
主婦の友社が今年4月に発売した料理家・和田明日香さんの「10年かかって地味ごはん。」が異例の17万部を突破。このベストセラーとなったことをうけて、SNSでも人気のハッシュタグである「地味ごはん」について、「どのようなごはんを指すのか?」「令和の日本の食卓に並ぶごはんとは?」について探るアンケートを実施した。
今回のアンケートには「地味ごはん」をネガティブに感じていると見受けられる回答もあったが、長く家庭の食卓に並んできた「地味ごはん」に対する肯定的な意見がより多く寄せられた。
あなたの家のごはんは、「地味ごはん」ですかの問いに対し、「地味ごはんではない」と回答したのは、わずか5.5%。「ほぼ地味ごはん」(26.8%)、「7割くらい地味ごはん」(33.6%)、「半分くらい地味ごはん」(34.1%)を合わせると、全体の94.5%の食卓で「地味ごはん」が食べられていることがわかった。
日々の家のごはんは「地味ごはん」でいいと思いますかの問いに対し、実に9割もの人が、日々のごはんは「地味ごはん」でいいと肯定している。「地味ごはん」は、見映えがしない、全体的に茶色っぽいおかず。ありふれた昔からある料理のこと。「地味ごはん」でいいと思う理由は何ですかの問いに対しては、1位が「食べ慣れた味だから」(65.1%)、2位が「ほっとする味だから」(51.3%)、3位が「健康に良さそうだから」(48.1%)、4位が「好きな味が多いから」(46.8%)、5位が「外食みたいな味だと飽きるから」(14.8%)という回答となった。
「10年かかって地味ごはん。」は定価1430円(10%税込)。