2021年11月04日 09:13

台湾角川は、10月26日より、中国語繁体字による小説連載プラットフォーム「KadoKado 角角者」を立ち上げ、運営を開始した。
台湾角川は、KADOKAWAの海外連結子会社。同社は、2003年から日本のライトノベルの展開を開始し、中華圏に「ライトノベル」という新しいジャンルを確立、定着させてきた。2008年からはコンテストなどを通じて、中華圏でのオリジナルライトノベルの開発や、新世代の作家の発掘にも力を注いでいる。デジタル化の流れを受け、2016年には電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER TAIWAN」をオープンし、エンターテインメントジャンルのIPをより広く展開する可能性を模索してきた。
「KadoKado 角角者」では、KADOKAWAが運営する小説投稿サイト「カクヨム」の最新ヒット作の連載をはじめ、「冴えない彼女の育てかた」シリーズ、「フルメタル・パニック!」シリーズ、「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」、「これはゾンビですか?」、「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」など、KADOKAWAから正規ライセンスを取得した人気ライトノベル作品も、順次掲載予定だ。また、台湾オリジナル作家と契約し、最新作品を連載、独占提供する。連載陣第1弾として情報解禁された作家は、「風動鳴」の著者・水泉さん、「鬼矇眼」シリーズの著者・尾巴Misaさんのほか、著名作家である碰碰俺爺さん、Divさん、兔子說さん、瀟湘神さんなどを含む計15名で、作品は順次連載を開始していく。