2021年10月29日 19:05

アバターロボットの開発を手掛けるugo(ユーゴー)は、ツクイグループ、Monozukuri Ventures、Kudanと、それぞれ、アバターロボット拡大のための協業検討ならびに提携強化を行った。

まず、事業領域の強化として、ツクイの有料老人ホームにて、アバターロボット「ugo」を用いた、施設巡回や各種運搬、施設利用者とのコミュニケーションなどの利用検討を開始する。ugoは2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができる次世代型ハイブリッドアバターロボット。従来の単純なアバターロボットと、完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ。これにより、施設利用者への新たな付加価値提供と、施設スタッフの業務負荷軽減を目指す。

さらに、Monozukuri Venturesが持つハードウェアスタートアップ支援の製造ネットワークを活用し、ugoの量産のための支援を実施。ugoは量産体制に入り、増産を続けており、量産のステージに合わせた適切な製造体制を柔軟に構築し、変化を続けていく。

さらに、人工知覚(AP)テクノロジーを専門とするKudanのVisual SLAMを活用。それによりロボットの移動の自律化のみならず、センシング技術や画像解析技術、システム開発等の更に広いケイパビリティを組み合わせていく。例えば警備における異常検出、判定など判断の自動化や効率化の範囲にまで取り組みを拡大することで、ロボットの社会実装のさらなる加速化を進める。