2021年10月28日 12:55

WPSは、フードロス削減を目的として食品リユースの事業化に取り組む専門家のコミュニティ「再’de Dish Round(サイドディッシュラウンド)」を設立した。

同社代表の吉本さんは長年食品卸売業を営んでおり、全国の生産者、食品加工会社、外食企業などと取引を行ってきた。その中で、様々な理由から「食べられるのに廃棄される」食品を目にする機会が多く、「フードロス」に関する世界的な潮流に逆行する業界のあり方に疑問を感じてきた。廃棄予備軍となってしまっている食品の販売に取り組む中で、売り手・買い手双方に確かなニーズを感じることができた一方で、単なる転売・廉価販売に傾きがちなマーケットに限界を感じることも多く、自ら付加価値を生み出していく仕組みの創出が不可欠であると考えるようになった。そこで食分野における価値づくりのプロである飲食店を中心に専門家を広く募り、同コミュニティの設立を行った。

「再’de Dish Round」の目的は、未利用、あるいは十分に活用されていない食品素材を題材に、新たな商品開発・事業開発を行うプラットフォームの構築。メンバーは、メニュー・サービス開発のプロである飲食店を中心に、商品化や流通開発、物流など各分野の専門家を広く募り構成する。参加企業は50社(10月26日現在)。サービスとしては、案件と参加企業のマッチング、及びそこから開発された商品を共通ブランド「再’de Dish Round」として販売を行う。

WPS