2021年10月26日 19:40

海のお仕事図鑑プロジェクト実行委員会は、港湾土木事業のスペシャリスト「不動テトラ」と共に、小学生を対象とした「お仕事体験」を開催。不動テトラ総合技術研究所にて、波やテトラポッドの仕組み、自然の脅威から私たちの生活を守る方法などについて、職業体験を通して学ぶ狙いで実施した。
自然環境が変化する中、海に囲まれた日本では災害が日常化し、災害への備えの重要性が増している。今回は自然災害から国土や生活を守ってくれる「研究職」の仕事にフォーカスして、子ども達に体験機会を提供した。海や波・テトラポッドを題材に、キッズ研究員として実験・プレゼンを実践。「研究とは何か?=学び・興味・好奇心を持つことの大切さ」「研究と生活の関連性」を感じることができる内容とした。
参加した子どもからは、「あんなに重そうなテトラポッドが波の力で簡単に動くことを知って、すごく驚いた」「今度、海にいくときは本物のテトラポッドを観察して、もっと知りたい」。保護者からは「テトラポッドの役割や自然災害、海の環境問題などを改めて考える良い機会になった」「普段、静かな娘がたくさんの発見をしていて、とても良い時間になった」などの声が寄せられた。
なおこの活動は、日本財団が推進している「海と日本PROJECT」の一環として行われた。仕事を通して海とともに生きること、環境を守ること、そして海からの恵みについて、たくさんの学びや気づきが詰まった小学生向けの体験プログラムを実践している。