2021年10月26日 12:50

ティファナ・ドットコムは、近畿日本鉄道、南海電気鉄道と合同で行なっている人工知能(AI)接客システム「AIさくらさん」による実証実験を2022年3月31日まで延長する。
同社は、2000年の設立以来、Web制作事業を中心に、あらゆる業種業態のWebサイトの制作を手掛ける。その経験を生かして人工知能の開発に取り組み、2016年10月に「AIさくらさん」をリリース。現在「AIさくらさん」は全国各地の多くの企業・地方自治体に導入されている。
「AIさくらさん」は、業務負担を大幅に軽減し、業務自動化(RPA)やデジタル化、非対面でのリモート接客を実現する人工知能接客システム。ヘルプデスクをはじめとして、駅や商業施設や受付等、多く導入されている。AIリモート接客に限らず、テレワークサポート、サイトの改善提案等の幅広いシーンで活躍している。
「AIさくらさん」は、AI導入による快適な鉄道利用を実現すべく、近鉄では2020年2月、南海では2021年7月より大阪の難波駅で働いている。「AIさくらさん」の案内実験は、これまでの好評や緊急事態宣言の解除(10月1日)による人流の復活に伴い、期間を延長することになった。「AIさくらさん」は、鉄道利用者の利用傾向をもとに案内を最適化していくAIだ。鉄道利用者との対応機会が増えることで、これまで以上の学習が可能となり、利用者のニーズに沿ったさらなるサポートができる。今後も地域ニーズに沿った案内AIとして成長していくことで、人々の快適な鉄道利用に貢献していく。