2021年10月25日 09:45

伊藤園は、「お~いお茶」商品パッケージに掲載して発表する「第三十二回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」入賞作品2000句を決定した。
「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」は、創作上の制限をできるだけ省き、五・七・五のリズムで自由に表現することが可能。三十二回目を迎えた今回は、応募者53万9140人、応募句205万7963句と過去最多の応募数となった。その数ある応募作品から、最高位の文部科学大臣賞に選ばれたのは、木村稀々香さん(14歳、滋賀県野洲市)の作品「花鳥風月私はここに海入れる」。また、金子兜太賞には、弓削田恵理さん(36歳、埼玉県坂戸市)の作品「ぬか床に太古の祖母が住みにけり」に決定した。
応募期間がコロナ禍前だった前回と比べ、今回は外出自粛やリモートワークによって家族で過ごす時間が増えたこともあり、WEBから家族で応募した人が約3割増加した。また応募者からは「外に出られず、楽しい事もなかったが、俳句づくりで一生懸命になれた」と、俳句創作が気分転換に繋がったという声があり、このような新たな応募動機が過去最多応募の要因になったと考えている。10月24日のオンライン入賞作品発表会では、文部科学大臣賞、金子兜太賞、各部門大賞作品と最終審査員による選評のほか、その他各部門の入賞者を含めた合計2000名を発表している。なお配信内容はアーカイブとしてYouTubeに残し、いつでも視聴が可能となる。