2021年10月25日 09:05

横浜高島屋は、Foodies’Port2ベーカリースクエア内、「KANAGAWA BAKER’S DOCK」において、10月27日より、販売期限切れのパンを堆肥に活用して育てた野菜を使ったパン=「ぱんクル(ぱん+リサイクル)」を販売する。

ベーカリースクエアでは、3月のオープン以来、国内でも有数の規模を誇るベーカリーコーナーとして、1日1万個以上のパンを販売する中で、閉店後のパンの冷凍販売や、賞味期限間近のパンを使った発泡酒の販売など、パン業界の課題でもある食品ロス問題にも取り組んでいる。

さらに、3月のオープン以降、販売期限切れのパンを定期的に山梨県北杜市の農場(アルソア慧央グループが運営する「レインボーファーム」)に送り、酵母と納豆菌など土づくりに良い菌を加え、菌の力で発酵させることで堆肥化。廃棄処分を避けられなかった販売期限切れのパンを堆肥の原料の一部として再利用する取り組みも行ってきた。今回、この堆肥を使った良質な土壌で耕作したサツマイモやカボチャを10月23日の収穫を経て、地元・神奈川県内のベーカリーの協力のもと商品化、環境に配慮した循環型のパンの販売を行う。

KANAGAWA BAKER’S DOCKは、パン職人とパン好きの顧客をつなぐ地元・横浜に本社を構えるハットコネクトと横浜高島屋が共同で開発した、神奈川県下のパンを集めた編集型ショップ。毎日来店する顧客にも満足してもらえるよう、約30のブランドの商品が日替わりで登場、約200種類の商品が店頭に並ぶ。

今回の取り組みは、今現在も継続して行っており、次の収穫は2022年春頃を予定。

髙島屋