2021年10月22日 09:40

スカパーJSATは、衛星画像を活用して、地球に存在する彩り豊かな美しい「色」から、地球を知ってもらい、興味を持ってもらい、好きになってもらい、そして様々な環境問題を考えるきっかけを提供するプロジェクト「Satellite Crayon Project」を始動。プロジェクト企画第1弾として、「海のクレヨン」を製作、販売を発表した。
「海のクレヨン」は全12色。宇宙から撮影された衛星画像を元に、世界12か所の海から色を抽出した。それぞれの色にあえて名前は付けず、海の場所を示す緯度経度が記されている。
グリーンランドの80%は氷で覆われていて、これが全て解けてしまうと地球の海面が7mも上昇すると言われている。世界最大のサンゴ礁群のグレートバリアリーフは、この30年でその約半分が海水温の上昇によって死んでしまい、白化現象を起こしているそう。キリバスという33の島からなる国は、海抜が平均約1.5mしかなく、温暖化による海面上昇により存亡の危機に直面している国のひとつ。地球上で最初に沈む国だと言われている。このクレヨンは、WEBサイトと連動し、その色が示す場所、その色に見えている理由、地球の神秘や直面している環境問題などを少しだけ知ることができる仕掛けになっている。
一人一人が、もっと地球に興味を持つことが環境問題を考える第一歩なのではないか、このクレヨンが、そんな一歩目を子供たちが踏み出すきっかけになればと考えた。
クラウドファンディングは11月30日23時まで。第一目標金額は150万円。