2021年10月20日 17:11

SDGs未来都市北海道下川町で新しい旅のカタチを提案している「ぐるっとしもかわ」が、宿泊施設「A-frame cabin iwor(エーフレームキャビンイウォロ)」をセルフビルド。「しもかわの日常をおすそわけする」ローカルツアー付き宿泊プランの提供を、10月22日より開始する。

「ぐるっとしもかわ」では、しもかわならではの森林の景色を三角で切り取れるようA-frame工法を取り入れ、自分の手でつくることでさらなる魅力へと変えたいとセルフビルドを決意。図面から製作、建具まで町内外の人々の協力を得ながら、半年以上かけ完成させた。森林のまちだからこそめぐみを余すことなく有効活用するゼロエミッションの理念のもと、規格に合わないような地域材を活用。また、炭焼き時の副産物である木酢液に木材を漬け込み、防腐・防虫効果のある外壁材へと仕上げたりと、カスケード利用にも力を入れた。

建物内には、町内の作家や事業者が制作した精油やアロマオイル、木工品や陶芸品を取り揃えている。季節によって直接地元農家から仕入れた旬の野菜や、しもかわ生まれの小麦で作ったハード系のパン、酪農家手作りのチーズなどを詰め合わせた朝食セットを準備する。自分の手でつくる暮らしを体現したiworができたことにより、しもかわの魅力を発信する新たな場が誕生する。

料金は1泊2名4万4000円(1名利用3万3000円)。予約はこちら