2021年10月15日 13:17

小田急電鉄は、ユニ・チャームとともに、東京都の公募事業「使用済み紙おむつのリサイクル推進に向けた実証事業」に採択され、本件に係る三者協定締結日(11月上旬予定)から2022年3月8日まで、使用済み紙おむつの効率的な水平リサイクル実現に向けた実証事業を行う。

これは、高齢化社会の進展に伴い紙おむつの使用量が年々増加していることに加え、使用後の紙おむつは水分を吸収することでかさを増し、廃棄物処理に大きな負担となっていることを受け実施するもの。同共同実証は、約2.5千世帯が生活する東京都町田市の特定地区を対象に実施する。同地区では、従前から使用済み紙おむつを専用の袋で分別していたが、可燃ごみとして処理されている。同実証では、この専用の袋に分けられた紙おむつを効率的に分別収集する仕組みを同社が担い、収集後ユニ・チャームにて収集内容の確認からリサイクルまでを実施する。

分別収集システムでは、9月から新たに開始したウェイストマネジメント事業「WOOMS」の「収集・排出サポートシステム」機能を応用。一般ごみの収集を担当する先発チームが各排出拠点を回り、紙おむつが出ている拠点をシステム上に記録、そこから最も効率的な紙おむつ収集ルートを生成し、紙おむつを担当する後発チームが収集。複数回の実証を行い、生成された収集ルートの有効性を確認する。

実証期間は、協定を締結した日(11月上旬予定)~2022年3月8日。対象は、東京都町田市の一般家庭約2.5千世帯分。

小田急電鉄