マンションデベロッパーのリブランは、被災地の宮城県多賀城市へのピアノ寄贈に伴う贈呈式およびコンサートを、11月13日に多賀城市文化センターにて開催する。

2011年3月に発生した東日本大震災時には、津波により市の3分の1が浸水し、200人以上が犠牲となった多賀城市。同市では、市民団体が主体となって復興仮設住宅で定期的にコンサートを開くなど、人々の心を音楽が癒してきた。しかし新型コロナウイルス感染症拡大に伴いその機会は激減し、地元で活動する音楽家にとっても大きな痛手となっている。

今回の記念コンサートの出演者には、バリトン歌手高橋正典さんをはじめとする、多賀城市ゆかりのメンバーを迎える。高橋さんは、本年3月に復興支援コンサートを多賀城市文化センター大ホールで予定していたものの、コロナ禍の情勢を鑑み延期。「未曾有のコロナ禍ですが、音楽の力を信じてコンサートを心より楽しみにしております」と話した。

なお、この度のピアノ寄贈に端を発し、同社が企画・運営する24時間楽器演奏可能賃貸マンション「ミュージション」のホームページ内では、情報交換サイト「楽器でつなぐ」を10月12日に開設。これは、台風や震災などの災害により楽器が使用できなくなった被災者と、楽器が不要となったり、買い替えるタイミングを迎えた楽器演奏者をマッチングするサイト。今後も、「楽器でつなぐ」ページの運用を実施することで、より多くの人へ、音楽による支援を行っていく。詳しくはこちら。