2021年10月11日 17:01

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、「日本さばける塾 in えひめ」を10月2日に開催し、5組10名の親子が参加した。このイベントは、魚をさばくという日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み。

今回のさばける塾inえひめでは、鯵と愛媛県魚である真鯛を使ってさばく体験・調理体験を実施。河原学園高等専修学校専任講師の近藤一樹さん講師のもと、鯛を使った愛媛県郷土料理の一つとして知られる鯛めしと、鯵を使ったつみれ汁、鯵のホイル焼きを作った。普段は中々見ることのない、丸々一匹の魚に苦戦しながらも、親子で協力しながらさばいた体験は忘れられない1日となった。

また伯方塩業を招き、調理に欠かせない塩について話しを聞いた。子どもたちと保護者は、自分たちの生活は、海からの恩恵で成り立っていることを再確認。さらに、塩は、適正な量を正しい段階で使用すれば、食材本来の旨味を引き出す魔法のような調味料だということを学んだ。

参加児童や保護者からは、「先生やお兄さん、お姉さんが簡単に大きな鯛をさばいているのをみて、かっこいいと思った。練習していろんな魚をさばけるようになりたい」(小学6年生女子)。「始めて魚をさばく息子を見て意外とできるんだなと感心した。このことをきっかけに、料理や海のことにもっと興味が深まればと思う。」(中学生男子保護者)などの感想が寄せられた。