2021年10月07日 16:36

大創産業(DAISO)は、環境に配慮した取り組みの一環として、9月より環境配慮型商品(ECO商品)を拡充し、10月より100%リサイクル原料を使用した抗菌仕様の買い物かごを順次導入していく。
同社は「だんぜん!ダイソー」をスローガンに、生活必需品から趣味趣向品まで生活を豊かにする商品約7万6000種類を取り扱っている。同社ではDAISOで取り扱うプラスチック製品について、環境に配慮した素材への転換が可能なものを順次取り入れることを目指し、2つの施策の開始を決定した。
DAISOでは、植物由来の成分を配合したポリ袋やプラスチックカップ、木材を使わずサトウキビの絞りかすからできる紙皿などの環境配慮型商品(ECO商品)を、現在の約200商品から、2022年春にむけ約2倍へ拡充。まず、21商品について9月から順次、全国のDAISOで発売している。同時に、既存商品も含めパッケージの統一を図り、環境配慮型商品(ECO商品)であることを分かりやすくすることで、顧客に手に取ってもらいやすいよう提案していく。
また、10月末以降にオープンするDAISO店舗では、顧客が使用する買い物かごに100%リサイクル原料(ポリプロピレン)を使用した、抗菌仕様の買い物かごを導入。これは廃プラスチックなど一度使用した合成樹脂原料を再利用したもので、LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点からもCO2排出削減による温室効果ガスの削減、地球温暖化抑制につながる。既存店については旗艦店への入れ替えを優先的におこない、年間で約100~150店への導入を目標としている。