2021年10月05日 18:01

理想科学工業は、埼玉県久喜市教育委員会が主導する市内公立小・中学校11校を対象としたSTEAM(スティーム)教育のモデル授業に協力。プログラミング授業や理想科学製小型スクリーン製版機「MiScreen a4」を使った総合学習授業を2021年度の2学期~3学期にかけて実施する。

STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。教育現場では、これまでの教科ごとの学習だけではなく、自分たちで課題を解決する力を育てる分野横断的な新たな教材や指導方法が求められている。

久喜市教育委員会は文部科学省が進めるGIGAスクール構想に向けて、効果的なICT教育環境の整備を進めてきた。同委員会はGIGAスクール構想で整備したインフラを活用しSDGs実現に向けたSTEAM教育を推進するため、理想科学の協力による「知る(探求)とつくる(創造)学び」を体験できるモデル授業の実施を決定。市内計11校で、小型スクリーン製版機「MiScreen a4(マイスクリーンエーフォー)」を使ったエコバック制作の授業を行う。

エコバック制作では、まず孔版印刷の一つであるシルクスクリーン印刷の仕組みを学んだ後、「MiScreen a4」を使ってシルクスクリーン印刷を体験。自由な発想力や想像力を育み、作品を生み出すことで「創造力」を育てる。