2021年10月05日 12:45

豊橋市は、ためまと豊橋市国際交流協会との協働で、外国人市民に欲しい情報が分かりやすく簡単に手に入るWEBサイト「ぽけとよ」を9月にオープンした。
外国人市民が総人口の5%を占める豊橋市では、2つの課題を抱えていた。一つは、日本語能力が十分でない外国人市民は生活に必要な情報を入手しづらい状況にあるということ。もう一つは、外国人市民のニーズを把握することが困難であるということだ。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、予防方法や各種支援、ワクチン接種に関する情報などこれまで以上に正確な情報をタイムリーに発信することが求められるようになった豊橋市は、スタートアップ企業のためまと協働し、外国人向け情報発信WEBサイトの製作に着手した。
「ぽけとよ」の対応言語(自動翻訳)は、日本語、ポルトガル語、英語、タガログ語、中国語(簡体字)。掲載内容は、「生活情報」(新型コロナウイルスに関する情報や行政情報などを掲載)、「イベント情報」、「お役立ちマップ」(市内近隣で実施されるイベントや市内の施設を、地図上で探すことができる)、「お問合せフォーム」(「こんな情報・機能が欲しい」といった要望を伝えることができる)。
「ぽけとよ」では、翻訳精度を上げるために、できるかぎりやさしい日本語で記事を作成した上で、自動翻訳をするようにした。また、市内にある外国人市民向けの相談窓口に寄せられる相談件数と傾向から、掲載する情報を絞って掲載するとともに、情報を探しやすいレイアウトにしている。