2021年09月29日 18:22

オンガラボは、AI技術を活用することで、音楽レーベルが楽曲のプロモーションや管理を効率的に行える音楽ダッシュボードサービス「ongabox(オンガボックス)」β版を開発した。

音楽配信や音楽ストリーミングサービスの普及によって、音楽は自国中心の物流から、グローバルなデジタル流通に規模が広がってきた。それに伴い、自社楽曲が含まれる効果的なプレイリストを自ら制作して公開することや、人気のプレイリストに売り込み(ピッチング)をすることがプロモーション活動で大切になっている。

そこでオンガラボでは、膨大な楽曲同士の印象(曲調や雰囲気)の近さをコンピュータが自動解析できる基盤AI技術に基づき、音楽の検索・発見・管理を効率よく行うための音楽ダッシュボードサービス「ongabox」β版を開発した。

本サービスでは、まず、音楽レーベルが自社の楽曲カタログ(音源ファイル、メタデータ)を「ongabox」に登録。すると、その音楽を自動解析する技術を使った音楽印象検索機能により、例えばヒット曲等に印象(曲調や雰囲気)が近い自社の楽曲を探すことができる。

これにより、人間の記憶に頼らずに、音楽レーベルが保有する多数の楽曲カタログの中から、タイムリーにプレイリストを制作して楽曲をプロモーションしたり、利用を広げたりすることが可能になる。今後、音楽レーベル等からの意見を踏まえて開発を進め、正式リリースする予定。