2021年09月29日 09:22

ニールセンスポーツは、eスポーツ産業の基本構造やファン属性、スポンサー露出等についてまとめた「JAPAN ESPORTS WHITEPAPER 2021」を公開した。
ニールセンスポーツジャパンは、世界最大規模のスポーツマーケティングリサーチ&コンサルティング会社ニールセンスポーツの日本法人。スポンサーシップに関するデータ分析及びファンインサイトを基に、様々なステークホルダーの事業拡大を支援。日本では、Jリーグやプロ野球球団をはじめとするスポーツライツホルダー、国内外の大会・イベントに協賛する企業、その他代理店や行政とも契約している。
eスポーツにおけるスポンサー露出については、コナミデジタルエンタテインメントの協力の下、慶應義塾大学・加藤貴昭研究室との共同研究を実施し、ゲーム内の広告と実際のスポーツ中継内の広告とを比較検証した。主な内容や結果としては、ゲーミング/eスポーツ/バーチャルスポーツの違いを解説。若年層の男性に偏っていたeスポーツファン構成が、徐々に女性や、25歳以上に拡大し始めている。eスポーツファンの53%が、スポンサーやブランドに対して、「自分たちeスポーツコミュニティと強いつながりがある」と感じている。また、eスポーツ内のIn-Game広告と、プロ野球中継内に露出される看板広告は同等の露出効果(視聴者の記憶に残る)があることを確認した。