2021年09月28日 18:28

社会にブロックチェーンを実装することをミッションに掲げるchaintopeは、「サステナビリティAPI」の提供を開始した。これは、「2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現」に向けた国・自治体・企業・個人のCO2削減の取り組みを強力にサポートするもの。

気候変動への対策が世界全体の課題として認識された今、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量をどのように減らしていくかは重要課題。同社が提供開始する「サステナビリティAPI」は、パブリックブロックチェーン「Tapyrus(タピルス)」にCO2削減量の根拠となるデータを正確に記録。CO2削減量等の、これまで確認することが難しかった環境価値をリアルタイムで可視化する。

国際貿易においても、Scope1~3のサプライチェーン排出量の可視化が強く求められはじめている。よって、Scope1及びScope2(自社内)だけでなく、Scope3(原料調達や廃棄工程などの自社外) に至るまでのCO2排出量の可視化が必要。サステナビリティAPIは、企業のサプライチェーン排出量を可視化し、業務工数低減に貢献する。

GHGプロトコルに則った算出方法が予め設定されており、煩雑な計算作業は不要。また、レポーティング機能を利用することにより、今後開示義務化が進む環境報告書への準備を実施することができる。なお、本APIの最初のユーザーとして、佐賀市とAPI利用契約を締結し、佐賀市清掃工場等で運用が開始されている。