2021年09月27日 15:30

季節的・短期的な人手不足をキッカケに地域の関係人口を創出するマッチングサイト「おてつたび」を運営するおてつたびは、千葉市と「若年層と農業者のマッチング事業」において連携する。首都圏から日帰りで行ける千葉市内のおてつたび先を、9月中旬から順次掲載中。

「おてつたび」は「お手伝い」と「旅」を組み合わせた造語で、日本各地へ行く人が増えて欲しいという想いから生まれたサービス。お手伝いを通じて地域住民と関係性ができ、再び同じ地域へ訪れる参加者も増えており、関係人口拡大の一助を担っている。

今回の事業では、これから職業選択を考える若者が、千葉市内で農業経験や交流をすることで、将来の就農意欲を含め農業に対する意識・課題に及ぼす影響を把握することを目的としている。さらに、今回得られた若者の就農意欲に関する調査結果は、千葉市の農業の担い手の確保・育成事業に反映させることを目指している。

おてつたび代表の永岡里菜さんは「農業に興味を持っている人は多いが、一歩目を踏み出すカジュアルな機会がまだまだ少ない。少しでも農業や地域に興味がある人が一歩踏み出せる場をつくり、もう少し深く関わりたいと思った人は就農を含めた活躍できる場の機会を創出できるようになりたい」とコメント。人手不足で困っている地域の農業者と、農業や地域に関心が高い若者を繋ぐマッチングプラットフォームを提供し、若者が農業をお手伝いすることで、将来の就農への意欲を高めるきっかけづくり創出を目指す。