2021年09月09日 12:04

カケハシは、薬局の業務効率化と医薬品の欠品・在庫リスクの軽減支援を目的に、「Musubi AI在庫管理」の提供を開始した。

薬局にストックされている医薬品には、患者の症状の変化に応じた処方内容の変更や治療の終了などにより、使用期限を迎えて廃棄されるリスク(年間約280億円)が存在しており、調剤予定のない不動在庫は薬局の経営課題の一つに挙げられている。従来型の在庫管理・発注システムには在庫管理に適したコード体系がなく、適切な需要予測の難易度が高いことから薬剤師の勘と経験に依存した発注オペレーションが主流となっており、経営効率化の余地を多分に残している。

AI在庫管理は、AIによる高精度の患者来局予測や独自コードによる医薬品在庫管理等に基づく半自動発注および店舗間在庫融通といった機能を有する、薬局向けのクラウド型在庫管理・発注システム。Pharmarketが提供する医薬品二次流通サービス「Pharmarket」と連携のうえ、AI在庫管理が不動在庫を自動的に検知し医薬品売却の簡易見積を可能にする「らくトク売却」機能(2022年提供開始予定)を無料オプション提供することで、薬局の在庫管理・発注にかかわる総合的な課題解決を推進する。

同サービスは薬局体験アシスタント「Musubi」のオプションサービスだが、同社が提供する別機器の設置によって「Musubi」の有無にかかわらず利用が可能。また、2022年3月末までの申し込みで、各種割引キャンペーンが適用される。

AI在庫管理リリース記念キャンペーン