2021年09月07日 12:41

YE DIGITALは、倉庫自動化システム「MMLogiStation」を開発し、11月25日より提供を開始する。

「MMLogiStation」とは、自動化設備の導入をスピーディに実現し、かつ、倉庫内のオペレーション全体の最適化を可能にするWES(倉庫実行システム)だ。メーカを問わず主要な自動化設備の連携用の作業パーツを、「作業オペレーションデザイナ」上で使用できるプラグインとして提供する。また、作業オペレーションを細かい作業パーツとして提供。「作業オペレーションデザイナ」上でこれらの作業パーツを並べることで、業務手順の確認を行うと同時に、WESシステムを生成。さらに、仮想空間上のシミュレーションで、生産性要素データを元にした稼働率や生産性などの分析が可能だ。

労働力不足や非接触化の要求、物量変動や小口化への対応など、物流業界で多様化するニーズに対応するには自動化が不可欠だが、期待されるほど進んでいない。その大きな要因としてあげられるのが、倉庫管理システム(WMS)の変更にかかる時間とコスト。幅広い物流業務を管理するWMSシステムは、EC対応等で複雑化しており、従来のようにWMSをカスタマイズして最新の自動化設備を次々と導入するのは大変手間がかかる。この課題を解決するために、自動化設備との連携機能・データ管理については、WMSから独立させてWESが担う方法が国内外で注目されている。同社はそれに加え、倉庫内のオペレーション(人手が関与する作業)もWESで管理することで、倉庫全体の稼働率や生産性の向上に寄与するシステムを開発した。

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