2021年09月01日 11:58

ハミングバードと東京都足立区は、8月30日「災害時における無人航空機を活用した支援協力に関する協定」を締結した。
同社は最先端テクノロジーとサービスを事業者や個人に提供し、ドローン事業の無限の可能性を形にし、優秀な人材を育成して産業発展に貢献する目的で設立した。足立区は、その昔海辺に接していた低湿地帯の一部だった。区内は全体的に平らで、人工的に築かれた荒川の堤防や公園内の丘以外に丘らしい高地はほとんどない。地勢上のもう一つの特色は、川が多いということ。東京を水害から守るために、長い歳月をかけて開かれた荒川(放水路)が、足立区を北西から南東へと流れ、区を二つに分断しているほか、四方を川で囲まれ、南に隅田川、西に荒川、新芝川、北に毛長川、そして東に中川、綾瀬川、垳川が流れている。
今回、地震災害、風水害その他の災害が発生した場合、ドローン(無人航空機)の活用により一早く被災状況を把握できるよう災害協定を締結するに至った。災害協定のポイントは、地震災害、風水害その他の災害によって足立区内で被害が発生した場合、同社へ協力要請することで、同社操縦士が同社所有の無人航空機(ドローン)を使い、被災状況の調査を行う。ドローンの活用により、橋梁や高所、河川の上など人が立ち入ることができない危険な場所の調査が可能となる。また、大震災等の災害時には、区内全域で甚大な被害をもたらすことが予想される。多数のドローンによる被災状況調査は、円滑な被害規模の把握につながる。
協定締結日は8月30日。