2021年08月31日 17:37

企業間物流の最適化を目指すHacobu(ハコブ)の動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」が、ヤマエ久野にて、輸配送の業務効率化を目的に導入された。

MOVO Fleetを導入した背景として、自然災害発生時のBCP対策の強化があげられる。店舗への配送は時間の制約があり、交通状況によっては、運行管理者がドライバーへの、配送ルートの誘導が必要。特に、震災や台風、積雪や豪雨などで交通障害が発生した際、運行管理者は車両の位置をドライバーに電話で確認し、迂回ルートの指示や、店舗への到着予定時間の報告、状況に合わせた配車の組み換え等の業務が発生する。しかし、全ての車両の位置を電話で確認し把握するのは非常に困難となる。

また、運行管理者はドライバーが記載した日報を集計・管理する必要がある。ヤマエ久野では配送トラックの走行距離の集計のために手書きの日報を集計していたが、記載の誤りの確認や集計に膨大な時間が掛かっていた。

MOVO Fleet導入により、パソコンを見るだけで車両位置把握が可能になり、その後の対応が非常にスムーズになる。MOVO Fleetは、走行履歴を5秒に1回、リアルタイムで情報取得できるだけでなく、委託先である複数の運送会社の業務を可視化する。また、データ集計に関しても、MOVO Fleetでは、運行開始・終了時間、走行距離などの情報を取得し、自動で日報を作成、データが蓄積される。これにより、ヤマエ久野での走行距離の集計作業が大幅に削減できる。