2021年08月30日 09:25

ネクストミーツは、ツナを植物性タンパク質で再現した代替食品「NEXTツナ」の商品化に成功した。

「地球を終わらせない。」を理念として掲げ、子どもたちの明るい未来のために代替肉で気候変動問題の解決に取り組むネクストミーツ。これまで世界初の焼肉用代替肉「NEXT焼肉」シリーズや鶏肉タイプの代替肉「NEXTチキン」などをリリースし、最近では代替卵「NEXT EGG 1.0」の商品化にも成功した。そして今回、同社として初となる魚(ツナ)を代替した商品「NEXTツナ」(植物性100%)の商品開発に成功。10月からの販売を予定している。

日本における漁業総生産量は1984年の1282万トンをピークに減少していき、2019年の時点で約420万トンとなっている。そして、そのうち約22%を養殖業に頼っているのが現状だ。養殖業は環境面で悪影響を与えることがあり、養殖場を作るために干潟やマングローブなど沿岸の自然が破壊されてしまったり、養殖場から出される排水や廃棄物が、富栄養化や有害物質による環境汚染を引き起こし、土地や河川、海の環境を変えてしまうことがある。また養殖魚の場合、餌となるのは天然魚であることが多く、例えばツナ缶の原料でもあるマグロは1kgにつき15kgもの餌魚を必要とする。これから先、漁業においても持続可能性(サステナビリティ)は最も優先しなければいけない項目の一つであり、ネクストミーツは代替シーフードを広めていくことで、海の環境を守りつつ将来起こりうる食料(水産物)危機も防いでいきたいと考えている。

ネクストミーツ