2021年08月23日 17:01

フソウとブルーイノベーションは、都市デジタルツインの中核である、3D都市モデル整備に向け業務提携した。3Dスキャナおよびドローンによる上下水道インフラ向け3Dモデル化サービスのトライアル提供を、8月23日より開始する。

3Dモデル化サービスとは、インフラ施設内部を、設置型レーザー計測の3Dスキャナで点群データ化。施設外部はドローンで撮影した画像からフォトグラメトリで点群データ化することで、目視可能な上下水道インフラ施設すべてを、ありのままにデジタル化するというもの。

社会インフラを支えている上下水道インフラ施設は高経年化が進んでおり、幾度もの改築・更新工事が行われている。その結果、設計図面が無い、または設計図面があったとしても現状と異なる場合があり、設備の状況を正確に把握することが困難なケースが多い。これに対し、本サービスを導入することで、設備をありのままに3Dモデル情報として可視化。関係者間でのイメージ共有や合意形成の迅速化と、省力化、保守・運用業務の記録の一元化、遠隔化や効率化、高度化が実現できる。さらに、都市デジタルツインの実現に重要な3D都市モデルのデータとして、まちづくりのDXへの活用も可能となる。

両社は今後、上下水道以外のインフラ施設への展開も視野にサービス開発を加速する。それとともに、持続可能で強靭な都市づくりに寄与する3D都市モデル整備に向けて、積極的に取り組んでいく。