2021年08月16日 12:18

日本財団とMORIUMIUSは、共同で開設した「渚の交番 雄勝」を8月9日に宮城県石巻市雄勝町にオープンした。

「渚の交番」は、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりの総合拠点を開設・運営する、日本財団のプロジェクト。「渚の交番」では、海洋教育の提供やライフセーバーによる海の監視、マリンアクティビティの提供など、子どもたちが海に親しみを感じ、好奇心を持ってもらえるよう様々な活動を行っている。

全国で10カ所目、東北初の開設となる「渚の交番 雄勝」は、海洋教育の拠点として小中学生を対象に、短期・長期の漁村留学プログラムやマリンアクティビティを提供する。施設内にも木材をふんだんに取り入れ、台所や食堂、入浴所、寝室等の他、屋上には生ゴミを堆肥にして野菜を栽培する菜園がある。また、併設するホールは利用者や住民が集まり、海洋教育を学ぶ場として活用される等、森と海がつながる豊かな自然の中で、海と向き合いながら循環する暮らしを実践できる。

東日本大震災から10年が経過し、近年では雄勝の文化、伝統、自然を生かした町づくりの活動も始まるなど、地域は変化しつつある。「渚の交番 雄勝」を運営するMORIUMIUSの活動は、震災直後の避難所での炊き出しや、避難所で誕生日を迎える子ども達へのケーキのプレゼントから始まった。2015年からは、旧桑浜小学校で子ども達の体験施設「MORIUMIUS」を運営するなど、多様な活動を行っている。

所在地は、宮城県石巻市雄勝町桑浜字桑浜60。

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