2021年08月12日 14:56

メンズカウンセリング協会は、「DV・モラハラホットライン」を9月11日に開設する。
同協会は、「メンズセラピー」に基づき、「メンズカウンセリング」を提供することで、DV・モラハラ、虐待の被害者だけでなく、加害者など、これまでの援助理論や技法では解決困難な問題を抱えた当事者をも、援助することが可能。日本家族再生センター所長の味沢さんが提唱する「メンズセラピー」は、日本の現況を踏まえた上で、社会に溢れる権力構造とそれを起因とする社会病理を俯瞰し、あくまでも当事者の視点で援助実践することを特徴とする。
一昨年より起こっているコロナ騒動で、家族が大きなストレスにさらされている。その結果、どこにもつながれずに悩みを抱える当事者が増加。そんな中で、分離・保護に特化した従来のDV支援がむしろ、家族崩壊や親子引き離しを招く事例もまた、増加している。このような背景を受け、同協会では、被害・加害を問わず、当事者による当事者のための支援を全国に広げることを目指し、「DV・モラハラホットライン」を開設するに至った。
ホットラインでは、DV・モラハラだけでなく、虐待などの家族間暴力、自傷行為、摂食障害、引きこもりなど、広く家族の問題で悩んでいる人の気持ちに寄り添いつつ、話を聞く。さらに、その内容を踏まえ、様々な社会資源や、ワンストップで複合的な支援が受けられるよう、必要に応じて適宜、同協会と支援ネットワークを築いている日本家族再生センターにて提供している支援を紹介することも可能だ。
相談料は無料。相談受付時間は、毎月第2・第4土曜日、18時~21時。