2021年08月06日 18:57

パナソニックは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に、人が行う作業を自動化およびアシストをする各種ロボットを提供している。
提供しているのは、2019年3月15日に発表した選手団の荷物の積み降ろしなどの作業をアシストし、腰の負担を軽減するパワーアシストスーツ「ATOUN MODEL Y」に加え、新たに3つのロボット。大会施設の床掃除を自動化するロボット掃除機の開発モデルと、長時間の歩行を伴う大会ボランティアやスタッフの歩行をサポートするパワーアシストスーツ「ATOUN HIMICO」。そして、「ATOUN MODEL Y」に腕のアシスト機能を追加して競技機器などの運搬を支援する「ATOUN MODEL Y + kote」となっている。
将来への研究開発を目的とした今回のロボット掃除機は、7月19日~9月5日まで、大会施設のひとつであるメインプレスセンター(MPC)の共用部床の掃除を行う。カメラやLiDAR(ライダー)を搭載し、人や壁・障害物といった掃除環境を高精度に自動認識。事前の片づけなしで、安全に床面を隅々まで自動で掃除を行い、大会期間中の清掃員の作業負荷を軽減する。さらに、「ナノイー X」搭載により集塵BOXを除菌し、清潔で快適な施設空間を提供する。
パナソニックは、東京2020組織委員会がロボット有識者、国、東京都、大会パートナーとともに推進する「東京2020ロボットプロジェクト」に参画。人に寄り添う先進的なロボットの提供により、東京2020大会の運営に貢献する。