2021年07月30日 13:01

西条庭園は、オリジナル商品「せせらぎビオトープ」の新商品を7月26日に発売開始した。

同社では、竹炭の保水力を活用した屋上緑化事業を行っていた。その過程で竹炭を通った雨水をタンクに貯めて魚を飼育してみたところ、魚が元気に成長することがわかった。この発見がきっかけとなり、2004年から竹炭を使った水質浄化の研究を始めた。長年の研究が実り、竹炭と観葉植物を組み合わせる「せせらぎビオトープ」の開発に成功。販売開始から現在までに、3000セットを販売している。

「せせらぎビオトープ」は、観葉植物と竹炭で水を浄化するため、水替えを不要にするほどの高い濾過能力をもっている。同商品の特徴は、「自然の力で水を浄化する循環型浄化」、「手軽に鑑賞魚と植物が楽しめる」、「せせらぎの心地よい水音が持つストレス緩和と癒し効果」の3つ。今回の新商品では、外装に新色のブラックが追加されたほか、環境に配慮した廃プラスチックのリサイクル素材が採用されている。インテリアにもフィットする新色は、観葉植物と金魚などの観賞魚が楽しめる、安らぎのインテリアとしても好評だ。20cm角で設置に場所を取らないサイズは女性に人気で、メダカの飼育によく使われている。

同社は、癒しの庭づくりだけでなく、環境にやさしい庭づくりに力を入れてきた。一方、広島大学と「竹炭を用いた屋上緑化システム」の共同研究を行い、さらには「せせらぎ室内ビオトープ」を発明するなど、地域社会に貢献できる企業を目指している。

価格は1万2400円(20cm型)。

せせらぎビオトープ公式ストア