2021年07月29日 13:13

日本ハネウェルは、人体に有害な二酸化炭素ガスを検知して警告するガス検知器「BW Solo」シリーズを新発売する。

冷凍技術の発達に伴い、食品や薬剤などの低温輸送(コールドチェーン)の重要性が年々高まっている。昨今では、新型コロナウイルスワクチンなど薬剤をドライアイスなどで低温保存する必要性もあり、同時にドライアイスの気化により発生する二酸化炭素で作業員の健康が脅かされる可能性もあり、ガスの事前検知のニーズは増えつつある。長年産業用ガス検知器において開発と販売の実績を有するハネウェルでは、従来化学プラントなど重工業での利用が多いガス検知器をより様々な産業にて利用してもらうことを想定し、ポータブルタイプの二酸化炭素ガス検知器を開発・発売するに至った。

「BW Solo CO2」は、非常にコンパクトで軽量、かつ操作しやすいワンボタン設計。日本語メニュー表示なので、ガス検知器が初めての人でも導入しやすい製品だ。一定量の二酸化炭素を検知するとアラームを鳴らし、作業者に一時退避を促す。化学薬品を取り扱う研究施設、製造工場はもちろん、低温貯蔵機能を持つ各種物流・流通施設、ドライアイス等を大量に消費する現場に最適。物流や流通などの現場でも気軽に装備してもらうことによって、日ごろから作業員の身命を最大限保護することが大変重要だ。また、人の呼気から出る二酸化炭素の検知による密の確認にも使用できる。

日本ハネウェル