2021年07月15日 18:38

日本財団は、無人運航船の実用化を目指す「MEGURI2040プロジェクト」の一環として、海の日である7月22日より、横須賀市・猿島にて小学生を対象に「猿島謎解きMAP」を配布する。

日本財団は、2020年2月より世界に先駆けて「MEGURI2040プロジェクト」を実施してきた。今回の「猿島謎解きMAP」は、夏休みの子ども達に最先端技術である無人運航船について知ってもらうことを目的に、来島した小学生を対象に配布する。無人運航船の実証実験の舞台である横須賀市・猿島を回りながら謎解きを楽しんでもらうことで、無人運航船やそれを支える最先端の技術・仕組みや、猿島の取り組みなどについて学ぶことができる。

今回の舞台となる猿島にわたる船・シーフレンドZero号も「無人運航船」の実証実験に参加し、すでに、無人運航に使われるカメラやセンサーが取り付けられた船が運航している。猿島にわたる際に乗船すると、その装備を間近で見ることができる。無人運航の実証実験に向けて、準備が進んでいることを体感できる。

船員の高齢化(50歳以上が半数以上を占める)による船員不足、ヒューマンエラーによる海難事故(事故の8割を占めるとも言われる)の課題があり、無人運航船が実現することにより、これらの課題が解決されることが期待される。また、無人運航船が実現し、2040年に50%の船舶が無人運航船に置き換わった場合、年間約1兆円の経済効果が期待される。