2021年07月15日 16:23

AFUストアは、7月14日より、応援購入サービスMakuakeにて、耀変建盞茶碗の先行販売を開始した。中国南宋時代にウーロン茶の故郷・中国福建省で生まれた喫茶用茶碗「建盞」。その類まれなる美しさから、日本では「曜変(耀変)天目」の名称で国宝に指定されている。今回のプロジェクトでは、本場の職人が真心を込めて手作りした「耀変建盞」に福建省のウーロン茶を付けて販売する。
星雲を連想させる釉薬の美しい斑紋が「耀変建盞」の大きな魅力。熟練の職人の腕をもってしてもこの模様の仕上がりをコントロールすることは出来ず、すべての茶碗が違う模様を持っている。器の内側には小さな気孔がある。気孔は水に含まれるカルシウムとマグネシウム粒子を吸収し、水質をやわらかくしてくれるので、茶葉本来の味を引き出し、香りの邪魔をしない。
今回は、束口・束口螺旋と笠盞の2タイプ3種類の碗を用意した。束口・束口螺旋は「闘茶」のために生まれた代表的な器型で、広く開けた口縁は注がれたお茶をよく鑑賞できる。笠盞は、羽織り笠をかぶった老人のような形から名づけられた。広い口縁と狭まった高台は、茶湯と茶葉を一緒に飲むという当時の習慣に合わせてデザインされたもので、「最後まで残さず飲み干す」ことができる。
今回のプロジェクトでは、より高い精度で「耀変建盞」が生産できるよう、職人たちが3年間もの研究開発期間を設けて実現した。数量限定で価格は1万5800円~。詳しくはこちら。