2021年07月12日 00:10

伊藤忠商事は、ウイングアーク1st、味香り戦略研究所、電通リテールマーケティングと業務提携し、食の商品企画・開発領域におけるDX支援サービス「FOODATA(フーデータ)」の提供を開始する。

昨今、消費者ニーズの多様化が加速し、商品サイクルの短縮と食のパーソナライズ化が進み、商品企画・開発への期待値が高まる一方で負荷も増大している。また、フードロスの問題が顕在化する中、消費者の需要起点でバリューチェーンを再構築する重要性が高まっている。こうした状況下、ターゲットニーズを的確に捉えた商品をいかに素早く市場に提供できるかが、企業競争力の源泉となり、そのためには「勘と経験」をデータで裏付け、意思決定の精度とスピードを高めることが不可欠だ。

伊藤忠商事では、このような動向に着目し、食品企業の商品企画・開発プロセスにおけるデータの有効活用を支援するサービスとして、「FOODATA」を開発した。「FOODATA」は、味・栄養・原材料等の食品に関する「モノデータ」と、ID-POS・意識・口コミ等の消費者の行動・嗜好に関する「ヒトデータ」を掛け合わせ、その分析結果をダッシュボードで可視化できるデータ分析ツール。開発過程では、メーカー・卸・小売業等、約50社・200名超の企画・開発・マーケティング・MD担当者の協力により、現場の声を反映させた機能を追究した。商品企画・開発プロセスの主要な取組課題であった、「勘と経験」の裏付け、データ分析作業の短縮、データ取得コストの削減を実現し、効率的にアイディアを検証できる環境を提供することで、食品企業の商品企画・開発力の向上をサポートする。

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