
マイボイスコムは、7回目となる「食の安全」に関するインターネット調査を6月1日~5日に実施し、1万180件の回答を集めた。
同社は、インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社。今回の調査結果によると、食の安全に対して不安を感じている人は、「不安を感じている」「やや不安を感じている」を合わせて48.6%。2015年調査以降減少している。食の安全に関して不安を感じている事柄は(複数回答)、「添加物」が不安を感じている人の64.5%、「残留農薬」「輸入食品の安全性」が各50%台。過去調査と比べて、「鳥インフルエンザ、BSE(狂牛病)、口蹄疫など家畜の疾病」「食品の放射能汚染」は減少傾向だ。
不安を感じている食品・飲料は(複数回答)、「肉の加工品」が不安を感じている人の58.2%、「精肉」「魚介類」が各40%台、「水産加工品」「野菜」が各4割弱。「肉の加工品」「レトルト食品、料理の素、インスタント食品」「お惣菜類」は、女性で比率が高くなっている。食品の品質表示やパッケージの説明書きを信頼している人は、「信頼している」「ある程度は信頼している」を合わせて87.0%。食品購入時に品質表示やパッケージの説明書きで注意して見ることは(複数回答)、「期限表示」「原産国、生産地」が7割前後、「製造年月日」「原材料」が各40%台となっている
食の安全性に関する意識・行動で、ここ2~3年間であてはまると思うものを選んでもらったところ(複数回答)、「賞味期限・消費期限を気にする」「原産地を気にする」「国内産の食品を買うようにしている」が各40%台、「食品添加物を気にする」「食品表示やパッケージの説明をよく読む」が各20%台となった。