2021年07月09日 17:23

原沢製薬工業は、「コロナ禍におけるイヤフォン使用と耳のトラブルに関する調査」を実施した。6月4日~7日の期間において、18歳~69歳の男女1万人を対象に予備調査を行い、その中からコロナ禍での耳トラブル経験者1000人を対象に本調査を実施した。

まず、新型コロナウイルス流行以後、イヤフォン・ヘッドフォンの利用時間について尋ねたところ、「増えた」と答えた人は32.4%だった。1日の平均利用時間は、一番多かったのが「1時間~3時間未満」で33.1%、次いで「30分~1時間未満」29.4%。1日のイヤフォン・ヘッドフォン利用が最も長時間になるシーンは、「自宅でのゲーム、動画、ラジオ視聴時」「通勤通学などの移動時」「オンライン会議、授業」となった。

また、コロナ禍でイヤフォン・ヘッドフォン利用者の42.8%が、耳のトラブルが発生したと回答。最も多い症状は「耳の中がかゆい」「耳鳴りがする」「耳が聞こえにくい」だった。また、1日のイヤフォン・ヘッドフォンの平均利用時間が長時間の利用者ほど、病院を受診した割合が高いことも明らかになった。

受診による診断結果で多かったのが「難聴」「中耳炎」「外耳炎」。また病院を受診した人を対象に、耳のトラブルの発症原因についてどのような診断を受けたか尋ねると、多かったのは、「ストレス、疲れ」「耳掃除のしすぎ」「イヤフォン、ヘッドフォンの長時間利用」「耳垢」だった。