2021年07月09日 14:31

グローバルゲイツは、6月23日付けでグローバルゲイツコリアを設立した。

韓国では、ホテルのスタッフが客室からパブリックスペースまでの清掃を行い、シーツやタオルなどのリネン類もホテル側が買い取り洗濯まで行うのがスタンダードとされている。日本では、ホテルの清掃は自社で行うほかに、清掃専門業者に任せるケースも多く、シーツやタオル類はリネンサプライヤーに委託することが殆どだ。リネンサプライヤーへ委託することにより、リネンの洗濯費用やダメージを負った際の買い替え費用の心配がなく、コストコントロールが容易になるというメリットがあるためだ。

同社は、韓国のホテルの清掃を請け負うにあたり、韓国にはこのリネンサプライヤーのシステムがないということに気が付いた。客室清掃費用にリネン洗濯+交換費用をセットで提案することにより、ホテル側は清掃員の人件費及福利厚生、社会保険、経理負担を軽減することができる。加えて、シーツやタオルなどのリネン製品のダメージによる交換費用の心配や洗濯のための人件費や洗剤費用の心配もなくなり、コストコントロールが明確化できるメリットがある。今回の現地法人設立により、日本の清掃スタンダードを韓国のホテル業界にも取り入れてもらい、少しでも韓国ホテル業界の手助けになればと思っている。

6月30日には韓国での建物衛生管理の営業申請も取得しており、韓国のホテルでの清掃業務の委託も決定。今後は、この現地法人を足掛かりに、韓国のカジノ施設、病院、美術館、大型ショッピングセンターなどの施設にも参入を目指して市場を広げていく予定だ。

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