2021年07月02日 09:06

博報堂は、サイバーフィジカル技術を活用してブランド体験を開発する「サイバーフィジカル・ブランディング」プログラムの提供を開始した。
同社は、生活者を起点としたブランド発想の事業変革「ブランド・トランスフォーメーション」を推進するため、サイバーフィジカル技術を活用したブランド体験の検討をいち早く進めてきた。今回提供を開始する「サイバーフィジカル・ブランディング」は、五感ブランディングなどブランド体験開発のエキスパート集団である博報堂BIDが、サイバーフィジカル技術を活用して、新たな時代の企業のブランドづくりを支援するプログラムだ。開発にあたっては、産業技術総合研究所の技術コンサルティングを受け、サイバーフィジカル空間における人の感覚・認知・行動に関する技術的な知見を活用している。
同プログラムは、サイバーフィジカル技術の活用により、今までになかったブランド体験や新しい価値を生活者に提供。たとえば、AR技術や瞳孔径計測を活用した買物体験のケースでは、「現実空間より自由度が高い商品検討ができる」、「自分が感じたことがデータで可視化され、納得感のある商品選択ができる」、「生産現場を多感覚情報で体験することで、ブランドへの関心や好意が高まる」といった買物の楽しさや納得感を生活者にもたらし、ブランドへの好意・共感を醸成していくことが可能だ。
関連オンラインセミナーとして、9月27日に、博報堂マーケティングスクールにおいて、「サイバーフィジカル・ブランディング ~次世代五感技術を活用したブランド体験のデザイン~」と題したセミナーを実施する。