2021年07月01日 11:18

ネクストミーツは、プラントベース(動物性不使用)の代替卵「NEXT EGG 1.0」の商品化に成功した。

2018年度の日本での卵消費量は2737千トンで、日本人1人当たりの年間鶏卵消費量は約337個とメキシコに次いで世界で2番目と非常に多い。この卵も環境負荷が非常に大きく、温室効果ガス排出量は日本人1人あたり約81.3kg、土地の使用量は日本人1人あたり約109平方メートル、水の消費量は日本人1人あたり約1万57リットルにも当たる。また畜産技術協会の報告書によると、調査に回答した養鶏場の鶏舎棟数のうち約92%がバタリーケージ飼育を行なっているが、EUではすでにこのバタリーケージは禁止されており、衛生面や動物福祉の側面からも問題視されている。

「地球を終わらせない」という理念のもと、代替肉の研究開発からブランド展開までを行うネクストミーツが、今回代替卵の商品化に成功。この動物性原料を一切使わないプラントベース卵は、「NEXT EGG 1.0」として、世界に先駆けて日本で発売となる。BtoBでの取り扱いからスタートし、早い段階でBtoCへの展開を予定している。

この「NEXT EGG 1.0」は、動物性原料不使用のためヴィーガンの人はもちろん、卵や乳アレルギーの人も安心して食べられる。鶏肉タイプの代替肉「NEXTチキン」と一緒に「NEXT EGG」を使用することで、肉も卵も使わずに親子丼を作ることが可能だ。その他、卵焼きなどのタマゴ料理はもちろん、ホットケーキなどにも活用できる。

ネクストミーツ